二枚目なのに、、川津祐介
木下組、川頭義郎監督の弟であり、俳優。ダイエット本なども書いており、健康研究家のような一面もあるらしい。
二枚目なのに、変なオーラが漂う。天然というより、自分流の考え方を確立している感じ。それが、世間的な一般常識とかけ離れていても、意に介さない感じ?天才系ともいえるかもしれない。
『もず』に出ている川津祐介を観て、あ〜若い頃ってこんな感じだったんだ、と思った。全然変わってない。役としては軽い役だったけど、重厚な役より軽めの役の方がぴったりくる。本人は大真面目だと思うんだけど、少しコミカルで甘い感じが出ちゃうんだなあ。
(『もず』は水木洋子作品だけど、あまり成功してない。良かったのは、有馬稲子。物足りないくらいドライな感じがすごく格好いい)
だから、『恋の画集』は面白かった。このくらいの設定だと、キャラクターが生きる。生い立ちってのもあるかもしれない。ボンボンらしい、のんびりした天真爛漫さっていうのかな。ポジティブな考え方。青年期には、屈折や挫折、人生に対する迷いからか自殺未遂なんかもあったようだけど、乗り越えてるもんね。
とはいえ、彼の出演作品はあまり観てないので、これから順次観て行くつもり。邦画の倉庫に眠ってるお宝が、汲めどもつきぬ泉のように、今のところ観きれないほど残されてるのがうれしい。