一国な市井の人 加藤嘉

名脇役。劇団民芸の創立メンバーであり、その後は→文学座へ。女優山田五十鈴との結婚歴あり 私が最初に加藤嘉を認識したのは、時代劇での老人役。現代劇では見た印象がないが、昭和中期の日本映画では、様々な作品に多数出演している。 […]

小市民的映画の代表的脇役 織田政雄

風貌といい、セリフまわしといい、まさに庶民派映画にはかかせない役者。気の弱い優しい人、情けない人、ダメな人、人のいい番頭さんなどやらせたら、もうこの人の右に出る者はいない。私は織田政雄が画面に出てくるのを、結構楽しみにし […]

二枚目なのに、、川津祐介

木下組、川頭義郎監督の弟であり、俳優。ダイエット本なども書いており、健康研究家のような一面もあるらしい。 二枚目なのに、変なオーラが漂う。天然というより、自分流の考え方を確立している感じ。それが、世間的な一般常識とかけ離 […]

三浦春馬が提示したもの

前回「森の学校」ついて書いた。全く、この1年近くというもの、完全に彼に取り憑かれたとしか言いようがない年だった。彼のことは、俳優としてというより、1人のタレントとして、熱愛報道等によって認識していた程度で、彼の出演作品は […]

越後つついし親不知

監督 今井正公開 1964年 スカパーで飢餓海峡をやっていたので、三国連太郎について思うところを。 三国連太郎に胡散臭い人物を演じさせたら、右に出るものはない。 純粋さや生真面目さが一転狂気と化した時の人間を(魔が差す時 […]

『春情鳩の街』より 渡り鳥いつ帰る

監督 久松静児 公開 1955年 久松静児も視点の優しい監督だ。原作永井荷風、構成久保田万太郎、脚本八住利雄というてんこもり。 見るべきは、織田政雄かなあ、と思う。この人はすごく好きな役者だ。次のシーンを待ってしまう。芸 […]